ヘルダイバー2 がXbox Series X/S向けに来月リリースされることが発表され、クロスプラットフォーム展開の驚くべき動きとして注目を集めています。このゲームは2025年8月26日に配信され、同日にMicrosoftがPlayStation 5向けに『Gears of War: Reloaded』をリリースする予定で、プラットフォーム間協業の新時代を象徴する出来事となっています。
Arrowhead Game Studiosが開発したこの爆発的な協力型TPSは、2024年2月にPCとPS5でリリースされ、すぐにライブサービスゲームの現象級ヒットとなりました。PlayStation Studios作品史上最速で12週間で1200万本を売り上げる記録を樹立。ついにXboxプレイヤーもスーパーアース防衛戦に参戦できるようになります。
Xbox Wireの公式記事で、マイケル・エリクソンゲームディレクターは今回のリリースについて「プレイヤーの皆様からの要望にお応えできることを嬉しく思います」とコメント。「今後数ヶ月、数年かけてさらに多くのコンテンツを追加予定です。プレイヤーが増えるほど、私たちが語れる物語も広がります!スーパーアースの戦いは始まったばかりです」と述べました。
全プラットフォーム間でのクロスプレイが完全サポートされ、PC、PlayStation、Xboxプレイヤーがシームレスに協力可能。この統合プレイヤー基盤により、マッチメイキングが改善され、発売から1年半経過した現在もSteamで高い人気を維持する本作の寿命がさらに延びると期待されています。
ソニーが通常堅持する排他性戦略を考えると、今回のXboxリリースは特筆すべき判断です。これまでPlayStation StudiosタイトルはPlayStationとPC向けが主流でしたが、『MLB The Show』やニンテンドースイッチ向け『LEGO ホライゾン アドベンチャーズ』などの例外に続く、戦略転換の大きな一歩と言えます。
この動きは業界全体のトレンドを反映しています。Microsoftは8月に『Hellblade 2』がPlayStationへ、10月には『The Outer Worlds 2』がPS5で同時リリースされるなど、クロスプラットフォーム展開を推進。9,000人以上の従業員削減という会社規模のリストラを実施しつつも、エコシステム間のアクセシビリティ拡大に力を入れ続けています。
クロスプレイ対応、充実したポストリリースサポート、プラットフォーム拡大により、ヘルダイバー2は新たな宇宙兵たちを迎え入れ、さらなる成功を収める態勢が整いました。